映画

2013年07月15日

シネマ歌舞伎 「怪談 牡丹燈籠」

見れた~!!

毎月上映、期間1週間限定のシネマ歌舞伎
月1シネマ歌舞伎







見たかった演目 「怪談 牡丹燈籠」 観てきた
7月 怪談 牡丹燈籠







月イチ歌舞伎、出演者を見てみると、
中村勘三郎、坂東玉三郎、片岡仁左衛門が出ている演目が多い。
配給元や著作権の都合なのかな?

まぁ、仁左衛門は一番好きな役者だし、
玉三郎の女方はどの役をやっても素敵だし、
勘三郎は泣きあり、笑いありの、とても味のある演技をするから
出演者としては申し分なし!

「怪談」 とあったけれど、恐怖心をあおるものではなく、
男女の愛や、人間の欲にスポットがあてられていて、
見ていてちょっとせつない作品だった。




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2013年06月23日

シネマ歌舞伎 「刺青奇偶」

2013年3月~10月まで、「月一歌舞伎」と銘打って、
毎月、シネマ歌舞伎が上映されている。
それを知った時は、とても嬉しかったけど、
難点なのは、この近くだと名古屋でしか見れないこと、
さらには、期間が1週間しかないこと

さすがに、この映画を見るためだけに名古屋に行くのもなぁ・・と
思っていて、3月からずっと、名古屋に行く機会があれば
見ようと思っていた。

3月、4月はそれほど見たいと思う作品ではなかったのだけれど、
5月の「人情噺 文七元結」は見たかった。
この作品はナマでも観たことはあったのだけれど、もう1度ね・・・
あの時も勘三郎が演じていたけれど、泣いちゃった
でも、この作品も見ることはできなかった

それで、6月の作品は「刺青奇偶」で、
刺青奇偶







たまたま名古屋にいたので、今回は見に行くことができた

前にも書いたけれど、シネマ歌舞伎のいいところは
顔がアップになるのこともあるので、
舞台の時にはわからなかった表情がよくわかること、
セリフが聞きやすいこと、細かなセットや衣装がよくわかること。

今回も私は、玉三郎の女っぷりのチェックに余念がなかった

来月は「怪談 牡丹燈籠」、8月は「野田版 研辰の討たれ」
この2作品もぜひ見たいんだなぁ~。見れるかな




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2013年05月26日

映画 「ゼロ・ダーク・サーティ」

今日は 「ゼロ・ダーク・サーティ」 という映画を観に行った。
ゼロ・ダーク・サーティ







9.11テロ以後、強化されたCIAが、
国際テロ組織「アルカイダ」と「オサマ・ビンラディン」の追跡を行い、
最後、ビンラディンを捕えるまでを描いた映画。
証言をもとにつくられた、「実話」ということになっている。

だんだん、年を重ねてきて、見る映画のジャンルがほぼ固まってきた私。
ふだんだったら、このテの映画は見ない。
だって、銃撃シーンとかあるし、爆発ものって好きじゃない。
心臓バクバクするもの・・・

でも、なぜ、これを見たのかというと、「実話」であるということと、
キーとなるCIAの情報分析官が女性だったということ。
女性が描かれている作品は結構好きなので・・
ゼロ・ダーク・サーティ






確かに女性CIAは素敵だったのだけれど、それは、並のものではなく、
参考にするようなレベルではなかったということもあって、
今回は、ビンラディン殺害まで何が行われていたのかということと、
ビンラディンの隠れ家へ突入する隊員たちの姿へ意識が向かった。

案の定、テロの爆破シーンや、突入のシーンでは、
心臓がドキドキした。
見終わってからもしばらくは心拍数が上がった状態だったと思う。
久しぶりの感覚だった






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2013年05月12日

映画 「マリー・アントワネットに別れをつげて」

今日は久しぶりに伊勢の「進富座」に映画を観に行ってきた。
タイトルは 「マリー・アントワネットに別れをつげて」
マリーアントワネットに別れをつげて







「進富座」はシネコンでは上映しないものを上映してくれていて、
本編が終わってもエンドロールをみながら余韻を引く作品が多いと思う。
ハッピーエンドで終わるものや、アクション映画のように
スカッとした終わり方をしない・・みたいな
まぁ、私がそんな映画を選んで見ているからかもしれないけれど

この映画は、フランス革命が起こる日までの3日間を
マリー・アントワネットに朗読係として仕えた女の子の視点で
ベルサイユ宮殿の様子を描いたもの。
この女の子は、マリー・アントワネットに心酔していて
マリー・アントワネットに忠誠を誓ったのだけれど、
それがために命じられたことは、彼女にとって、
とてもつらいことだった・・・という結末。

朗読係の彼女の立場であれば、切ない話だけれど
マリー・アントワネットになれば、「すごいなぁ~」などと思ったりして、
女性に視点をあてた映画は結構好きだ




さて・・・ 今日もいいお天気だった。
午前中、おかげ横丁に行っていたのだけれど、賑わっていた
本日のおかげ横丁







夏みたいな写真。

夕方、ベランダへ出てビール飲んだら、とても気持ちが良かった

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2013年05月07日

映画 「リンカーン」

ゴールデンウィーク中に映画を観に行こうと妹と約束していたので、
アカデミー賞の主演男優賞などを受賞した「リンカーン」を観に行った

描かれているのは、リンカーンが生きた南北戦争時代というくらいの
知識はあったものの、もっと事前学習しておけばよかったと思った
世界史に弱い私なんかは特にね・・・

南北戦争の結果だとか、奴隷制度の廃止に関わる史実は
わかっているわけで、奴隷制度を葬り去る合衆国憲法修正を
下院議会で批准させるためのプロセスが丁寧に描かれているものだった。

なので、もっぱら私は、リンカーン演じるダニエル・デイ・ルイスが
どんな演技をするのかに注目して見ていた。
見た目、話し方、おだやかな仕草と、ときおり見せるきびしい表情、
疲れた顔・・・ リンカーンはこのような人だったのだと
思わせるにすばらしいものだったと思う。

こんな感じ、私の感想・・







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2013年02月12日

きいろいゾウ

映画 「きいろいゾウ」を見にいった。
この映画を見に行こうと思ったのは、
「ROUTE42」 や 「千年の愉楽」 と同様、地元ロケだったから。

映画のほとんどは、松阪市の「うきさと」地区にある民家で
撮影したようだけれど、伊勢市内のレストランや、志摩市、南伊勢町でも
撮影が行われていたのだ。

作品はどうだったかというと・・・
まぁ、あんまり見ないジャンルということもあって、妹いわく、
「主人公に感情移入ができないと面白味がないことがわかった」。
私自身もすっきりと感想が言えないのはそういうことだと思う

ただ、主人公のひとりである女優の「宮崎あおい」ちゃんは、
多分、ほとんどスッピンだったけど、
ほ~んとに、可愛らしかった
スッピンのアップでも耐えられる、あの可愛らしさはスゴイ!
と、そんなことを考えながら見ていた私

人気のある彼女は、何本も映画やドラマに出ているはずだけど、
私は、彼女の作品、多分、端役で出ていた作品でさえも、
1本も見たことがないことに気が付いた。
そういう意味でも新鮮な映画だった・・・ 
このくらいかな、感想は




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2013年01月15日

映画 「レ・ミゼラブル」

今日のニュースで、ゴールデン・グローブ賞の
ミュージカル・コメディー部門の作品賞に
人気ミュージカルを映画化した 「レ・ミゼラブル」が受賞したと知った。

ん? そういえば、この作品、年末に観に行ったけど
ブログに書いてなかったな・・と思いだしたので、今日書くことに・・
(何だか、そんなこと、たくさんありそう 笑)

水没したiphoneに、確か感想などをメモしてあったと思うけど、
見事にデータが消えてしまったので、記憶を呼び起こすね

私は、レ・ミゼラブルの舞台は見たことがなくて、
小学校の時に読んだ「あぁ無情」程度の知識しかなかった
だから、率直な感想は、「こんな話だったのか~」だった。
あっ、それは「よかった」という意味でね。作品として面白かった。
俳優陣の演技も歌もとてもよかったと思うし、
3時間近い映画だったけど、あっという間に思えた。




そういえば、結構ミュージカル映画を見ているんじゃないかな。
ちょっと前では「マンマミーア」も良かったと記憶している。
(「レ・ミゼラブル」に、コゼット役だった子も出ていた。)
「オペラ座の怪人」にいたっては、映画見たあとに
劇団四季の舞台を見たけれど、「映画の方がよかった」と思った。
ライブ好きな私のはずが・・ね
何だかんだ言いながら、結構ミュージカル映画は好きなのかもしれないと
気づいた日だった

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2013年01月06日

映画 「千年の愉楽」

先行上映つながり 「千年の愉楽」
ちらし







この作品は 中上健次の原作で ロケ地は紀州にこだわって
尾鷲市の須賀利地区で2011年に撮影が行われたもの
東紀州フィルムコミッションがロケ地として積極的に誘致したのだそう

この須賀利地区は 尾鷲市の飛び地で
尾鷲港から巡航船で結ばれていることを知ったのは
この映画のロケ地となって 地区が活気づいているという記事を
新聞で見たからだった
鳥羽市の離島のように 傾斜に沿って家が密集している風景を
巡航船に乗って 一度見に行きたいと思ったのだけれど
残念ながら巡航船は 昨年の9月末で廃止になってしまった

さて 今日はこの映画が 今年3月に全国上映されるに先だって
ロケ地となった三重県で 先行上映となった
私も当日販売しかしないというチケットを求め
日曜日の8時に家を出て チケットを買うために会場で並んだ
満席!







チケット売り場には 長蛇の列
・・・ そう この日は上映後 出演者のトークショーがあるからだった
トークショー







トークショーのメンバー
左から 佐野史郎 高良健吾 高岡蒼佑 瀧口亮二 井浦新
こんな場所(失礼!)に そうそうたるメンバー
私もこれを目当てに この上映時間に行ったのだ うん ミーハー

映画の内容は ちょっとおこちゃまには見せられないものだけど
酸いも苦いも甘いも知っている大人向けのもの
見目麗しく生まれてしまう(血)男が選ぶ 危なっかしい道に
女を捨てられない女がからんでくる・・
果ては身ごもり 同じ血をひく新しい命(男)が生まれ
繰り返される刹那な人生を描いていた
私は女なので どうしても女目線で見ていたけれど
女はしたたかで 男は純粋(ある意味子どものよう・・)なのだと
思いながら見ていた

まぁ何にせよ トークショーは目の保養になった






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2013年01月05日

映画 「ROUTE42」

「ROUTE42」 とは ずばり国道42号線のこと
昨年の夏ごろ 三重県内の国道42号線沿線を中心に
伊勢市や鳥羽市で撮影が行われていた映画
(メインは東紀州なんだけど 
ちらし







ちらし裏面







三重県もこの映画を応援していて
映画の公式サイトに 知事のコメントも出ているし
県の広報誌「県政だより みえ」に 監督と知事の対談が掲載された

その映画が 2013年春に全国上映されるのに先立って
去年の11月から12月の初めにかけて三重県内で
先行上映されていたので 見に行ってきた
(前の話で すみません

最近はフィルムコミッションが各地にできていて
地域おこしも兼ねて 映画のロケ地を誘致することに力を入れている

撮影現場にはなかなか行けないけれど
映画製作に協力する地元スタッフに知っている人がいたり
エキストラ募集の告知を見たりすると
勝手にその映画を身近に感じたりする

実際 映画館のスクリーンで 知っている景色を見るのは
結構嬉しいもので 「ガメラ」は見なかったけれど
「逆境ナイン」 や 「半分の月がのぼる空」 は
楽しく見せてもらった

今回も そのようなノリで見てみようと思ったのだけれど
期待以上に(失礼!) 内容はよかったと思う

いろいろな問題があって 生きることにつまずいてしまった人たちが
死ぬことをに目を向けてしまう・・・
でも 最後は 死を選ばずに つらいことや見たくないものを抱えて
生きて行くことを選ぶのだけれど
この映画を見る前に たまたまだけれど
悲しいお葬式に出る機会が続いて
残された人が 「生きていく」 ことは
「生かされている」 ということなんだ・・と 感じたばかりのことだったので
重く受け止めて見ることができたのだった




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2012年12月14日

映画 「シルク・ドゥ・ソレイユ」

昨日 夜ごはんを食べ終わって パソコン立ちあげて
「今 映画って 何が上映されているんだろう?」 と
ホームページを見ていたら
近くの映画館で 「シルク・ドゥ・ソレイユ」 がやっていて
しかも それが 昨日までだということを知った

そこであきらめてしまうか 見に行こうと行動するかは
その時の状況や気分によるのだけれど
この日は 「よし 今から見に行こう」  と思った

ということで 車で30分の映画館へ突撃
109シネマズ明和







シルク・ドゥ・ソレイユ のすばらしいパフォーマンスのことは
日本で公演があるたびに テレビで報道されるので
知ってはいたけれど 私はまだライブで見たことがない
ましてこの映画では 何が描かれているのか・・などという予備知識も
まったくなかったのだけれど 「見てみたい」 という
単純な動機で 見に行くことにしたのだ
シルク・ドゥ・ソレイユ







映画館で切符を買う時に初めて知ったのだけれど
3D映画だった・・ 

さて 映画は 劇場独特の大画面で さらに今回は3Dということもあって
シルクのパフォーマーたちの 研ぎ澄まされた肉体や動き
セットのすばらしさを 間近で見ることができ 迫力満点だった

多分 ライブの客席からは見ることができないであろう
いろいろなアングルからの映像に いちいち 「すご~い」 と
心の中でつぶやきながら見ていた
大筋の物語はあるのだけれど セリフがほとんどないため
ショーのような感じ 幻想的な世界に 引きずり込まれていった

「ライブで見たら もっと違う感覚で見ることができるのだろうか?」
観終わったあと そんなことも思った
そうそう ビートルズの曲も何曲か流れていた

今朝 この冬一番の冷え込みだったそうだけど
昨日映画を見終えて 家に着いたときも ほんと~に寒かった

(映画「シルク・ドゥ・ソレイユ」 予告編)


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2012年10月15日

シネマ歌舞伎 「籠釣瓶花街酔醒」

土曜日に ホームページを見ていたら
前売り券を買ってあった シネマ歌舞伎 「籠釣瓶花街酔醒」が
今週の金曜日で終わってしまうことがわかり
急遽 日曜日に名古屋のミッドランドシネマまで観に行った

去年の今頃も 「熊谷陣屋」 を観に行ったのだけれど
シネマ歌舞伎は 普段見る劇場とは違って
役者がアップで映るので 表情がよくわかるし
音声が整っているので セリフもきちんと耳に入ってくるという良さがある

この演目は 吉右衛門のものをNHKで見たことがあるが
歌舞伎は あらすじがわかっていても 演じる役者によって
味わいが違うところがいいところで
さらに 映像がアップなので メインに映る人以外の表情も
はっきりと見えて こんな微妙な感情だったのか・・と
改めてわかってよかった

それにしても 今回も 玉三郎の花魁「八ツ橋」はステキだった
助六の揚巻といい 花魁をやらせたら ホント 日本一だと思う

あと 演じる人それぞれの所作がステキだった
花魁がタバコを取り出すところ
着物の合わせを整えるところ
立役が劇中で着物を着換える時の帯の締め方
羽織の紐を結ぶところ
女将の手のつき方
花魁の視線・・・
言い出したら キリがない

シネマ歌舞伎 これはこれで とても楽しめる





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2012年07月25日

ヘルタースケルター

何かと話題になっているから ・・・ ということで
映画 「ヘルタースケルター」 を見に行った
日曜日の10時10分開始 満席だった

上映前から いろいろなことが話題になっていた映画で
評価もいろいろだけれど 私は悪くないと思った

沢尻エリカが演じる主人公の 「りりこ」 が
それがまるで沢尻エリカそのものではないかと思えるくらいに
沢尻エリカにぴったりの役だった
きれいであり続けること
トップであり続けることができなくなっていくことに気づいて
壊れていく 「りりこ」 をまさに体当たりで演じていた
他の俳優陣もよかったしね

原作を読んでいないけれど 「りりこ」の部屋のつくりや
幻覚のシーンの色彩は 蜷川実花監督の美意識なのだろうね
結構インパクトのある独特の世界だと思った

・・・ 話題作チェックでした



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2012年06月12日

映画 「ガール」

映画 「ガール」 を観た
ガール







もともとは 娘が「これおもしろそう」 と教えてくれたもの
CMで流れていた 「100回生まれ変わったって
100回 女がいい」 というコピーにも興味をそそられたしね

(ここから先は ネタばれしちゃう内容もあるので
これからこの映画を観るという人は注意してね)

4人の女性の生活が描かれていて おかれた環境も年齢も違うけど
どの人のことも よくわかるところがあったし
どの人にも感情移入ができた

映画そのものは こんなことを言ってはなんだけど
何てことない映画だったが
自虐的なものも含めて いろいろ気になった言葉が出てきた

「みんな自信なんてなくて うまくいかないことの方が多い」
「自分のことを見失わないでいること」
「傷つくから(自分を守るために) 『自分らしさ』というものを求めている」
「頑張りすぎなんだよ」 「頑張るって決めたんだから頑張らせて」
「自由って不自由なことばっかり」
「男の人生は足し算 女の人生は引き算」
・・・・ みたいな

それぞれ映画のシーンに合わせて出てくる言葉なので 納得したりして

確かに女性は人生の選択肢が増えたことで
苦しかったり悩んだりすることも増えたと思う
それでも 自分で決めた道を 歩いていかなくてはいけないけどね

まだまだ男社会の中で頑張っている女性が
何にぶつかり 何に悩むのかが
わかりやすいキャラクター設定で 描かれているので
私はぜひ娘に観てほしいと思った (翌日観に行ったけどね)

映画の中でも言っていたけど
立場が違っても 女同士は合わせ鏡のようだ
自分のことは客観的に見れないけれど
他人のことは客観的に見れたりするから
そのことを 自分に引き寄せて
自分のこととして考えることができるのだ 


さて この映画は5月からやっているので
すでにお客さんは少なめで5人だった
ちなみに女ばっかりだったね 





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2012年05月30日

まちの映画館

デジタルとかフィルムとか意識していなかったけど
映画も知らない間にデジタル化が進んでいて
フィルム映画を扱う地方の映画館が閉鎖に追い込まれている・・
ということが 今日のNHK「クローズアップ現代」で放送されていた
もう大手シネコンは来年には100パーセントデジタル化されるらしく
そうなれば配給会社も フィルムでの配給はしなくなるということだ

今日のクローズアップ現代では
伊勢にある 「進富座」 という映画館をとりあげていた
館主の水野さんは
「良質な映画を選んで まちの人に観てもらい 喜んでもらう」
ために 長い間 小さな映画館で フィルム映画を上映してきたが
デジタルでしか映画が配給されなくなったら
新しい作品は上映できなくなってしまう
つまりは 廃業ということもあるということだ

水野さんは フィルム映画がなくなってしまうことへの
ノスタルジックな気持ちばかりではなく
あらがうことのできないデジタル化へ バトンタッチするために
今やるべきことを 考えて(悩んで)いると話していた

映画が好きな人なら 進富座のような まちの映画館が
なくなってしまうのは 淋しいことだろう
シネコンみたいに人がうじゃうじゃいなくて
映画が終わって映画館を出ても 賑やかな他の店の影響をうけて
いきなり現実に引き戻されることもなく
終わってからも映画の余韻にひたっていられる 進富座が私は好きだ

水野さんには申し訳ないけれど
劇場がそれほど大きくなくて 人が少な目なのも またいいのだ
スクリーンを静かに独り占めできる・・
本当に映画が好きな大人が来ているので
マナーもできていて 冒頭にマナーを守ろうみたいなのは流れないし
コマーシャルがなくて 本当に映画そのものが味わえる

足繁く通っているわけではない私なので
無責任なことは言えないけれど なくなってしまうのは さびしい 


NHKクローズアップ現代 5月30日放送
「フィルム映画の灯を守りたい ~デジタル化の嵐の中で~」


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2012年03月25日

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

映画 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」 を観た
マーガレット  サッチャー







マーガレット・サッチャーを演じる メリル・ストリープが
アカデミー賞の主演女優賞を取ったことで話題になっている

2時間弱の映画だったが 1回も 「今何時だろう?」と思わずに
(私は結構 途中で時間を考える・・・)
あっという間に終わったと感じるほど いい映画だった

老いたサッチャーが 亡き夫の幻覚や幻聴の世界の中で
過去を思い出すというストーリー展開だが
私たちが知っている実際に起こったさまざまな事件に対して
男社会の中で 彼女が政策にしろ プライベートに関することでも
どのように決断してきたのかがよくわかったし
その苦悩もよく描かれていた

以前テレビで見たインタビューで メリル・ストリープが
「実在の人物 しかも今も生存している人を演じるので
できるだけ正確に真実に近い形で伝えることが大切なの」と
語っていたので このあたりも忠実に描かれていたのだと思う

話題にもなっていた 年代ごとの特殊メイクもすごかったし
演じる メリル・ストリープは さすがの演技力だったし
時間があっという間に過ぎたのもうなずける映画だった




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2012年03月11日

映画 「傍 ~かたわら 3月11日からの旅~ 」 

「傍 ~かたわら 3月11日からの旅~」 という映画を見に行った
傍 かたわら







これは、ドキュメンタリー映画監督の伊勢真一さんが
友人であるミュージシャンの苫米地サトロさんが被災した
宮城県亘理町に支援物資を1年間定期的に送り続けた際に
撮った記録映画

苫米地さんとその家族の生活を中心に、被災地の風景や
家や家族を失った亘理町の人々の声を織り交ぜて作られており
これまでテレビで放映されてきたドキュメンタリー番組のような
押しの強さはなく、素朴でじんわりとした感覚を覚えた

伊勢監督が苫米地さん一家の傍らにあり続けたこと
被災者の声をきいて、かける言葉を失ってもその傍らにいたこと。
涙する人の背中を何も言わずに、そっとさすっている人がいること
「傍ら」にいるということは、寄り添うことなんだと思った。
あと、取材を受けた人は、家や家族を失った人ばかりなのに
「私なんかはまだマシで、他にももっと大変な人がたくさんいる。」と
誰もがそう言っていた。 「
だから私は頑張る」・・と。


この映画のテーマソングは 「満月」 という曲。
苫米地さんが、数年前に大好きな海に浮かんでいる満月を見て
作ったのだそう。
優しく語りかけるこの言葉がよかった。

「君は泣いているだろうか? 僕は泣けるようになったよ。」





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2012年03月10日

東北を記憶する月間 ~ シネマトーク

三重県立図書館が主催する、シネマトークイベントに行ってきた
シネマトーク







三重県立図書館では、東日本大震災から1年となるこの3月を
「東北を記憶する月間」と位置づけ
震災からの1年を改めて考える取り組みを行っている

今日のシネマトークも、その取り組みのひとつで
東日本大震災に寄せて、世界中の映画作家21名が作った
3分11秒の短編映像を集めた映画,
3.11 A Sense of Home Films」 が上映された

上映の前に、この映画を作った河瀨直美監督と、
この映画を奉納上映した奈良県吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)の
田中利典(たなかりてん)執行長(しぎょうちょう)との対談があった

あの震災が起こったあと、多くの人が 「自分には何ができるだろうか」と
考えたと思うが、 田中さんはお坊さん、
お祈りすることが仕事ということで、
震災の翌日から毎日、14時46分にお祈りをしてきたそうだ
もともとから1年間のおつとめと決めてあったそうで
この日が最後のお祈りの日だった

対談の最中に、田中さんの携帯電話のアラームが鳴り、
「14時46分の1分前に、こうやってアラームをセットしてるんです。」と
田中さんがお祈りを始め、会場の皆も一緒にお祈りをした
田中さんの唱える御経に耳を傾け、目を閉じ、手を合わせて祈った

明日は大阪で 金峯山寺も所属する「近畿三十六不動尊霊場会」による
合同大護摩供があるとのことで、このイベントが終わった後、
私も復興祈願の護摩木をおさめさせてもらった
大護摩供

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2012年01月20日

橋本 紡さん

去年の年末に 職場が新築移転した
私がいるところは1階なんだけど 1日1回は4階に行く仕事があって
エレベーターを降りてすぐのロビーの この景色が気に入っている4階   ロビー








これは お天気がよかった おとといに撮った写真
青空だと本当に ココロがなごむ

で 今日は このフロアーにある会議室で
小説家の橋本紡さんの 講演があったので聴きに行った

橋本さんといえば 2010年に公開された
映画 「半分の月がのぼる空」 の原作者



もともとは8巻からなる小説で 映画化されるまでは
漫画やアニメ ドラマ化されるなどの人気作品だったよう

伊勢市内が舞台となっているこの映画を 私が知ったのは
映画のロケを伊勢市内で行うということで
エキストラを募集しているという 記事を見たからだった

その後 映画が完成し ロケに使われた皇學館大学で
主役を演じたふたりの俳優さんと 橋本さんのトークショーが
あったので それを聴きに行った
そして 公開された映画を観た・・・

講演では 今は東京に住む橋本さんが抱く
「伊勢」に対する思いを 語ってくれた
小説家として成功するまでの 橋本さんの生い立ちが
「伊勢」への思いに 大きく影響していることがわかった

「いつか『伊勢』を舞台にした恋愛小説を書きたい」という
強い思いが叶ってからのち
「半分の月がのぼる空」が映画化される時に
伊勢でのオールロケを条件としたことで
望郷だけではなく 橋本さんの人格形成に大きく影響した
『伊勢』へのこだわりと
恩返しの意味が 込められていたということが伝わってきた


最後に橋本さんは こう言ってたな・・・
「いつまでも 伊勢は伊勢らしくあってほしい」 って

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2011年10月18日

シネマ歌舞伎 「熊谷陣屋」

初めて歌舞伎を観に行ってから しばらくして
「シネマ歌舞伎」 というものがあることを知った

「シネマ歌舞伎」の製作は 松竹株式会社が
歌舞伎芝居の持つ本来の面白さ 美しさ 心を打つ感動の場面の数々を
分かりやすく 身近に感じてほしいという願いを込めて
2005年から取り組んでいるものだそう

私も知ってから 機会をとらえて観るようにしている
今まで観たのは
「女殺油地獄」(おんなごろしあぶらのじごく)
「大江戸リビングデット」
「法界坊」(ほうかいぼう)  の3本

今日は 一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 「熊谷陣屋」を観た


また 今回の 「熊谷陣屋」 で 初めて 劇場で観る時と同じような
イヤホンガイドを使った解説に取り組んだようで 私も利用してみた

映画のいいところは 実際に上演しているものを
カメラで撮影しているので  表情がリアルにわかること
また 衣装の細かい模様までわかるので より楽しめる
音声もはっきりしているので セリフが聴きやすくていい
ライブはライブで もちろんいいのだけれど
劇場よりは リーズナブルに作品を楽しめるので
これからも 上映機会があれば 観ていきたい


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2011年09月27日

映画 「LIFE -いのちをつなぐ物語-」

映画 「LIFE -いのちをつなぐ物語-」を観た
T0010171








「どうやって撮ったんだろ?」と 思ってしまうほど
今まで見たことがないアングルで 動物たちが登場した

動物をとらえる映像が とにかく迫力があって
まるで自分が動物になったかのような気分になり
ドキドキしたり うれしくなったり 切なくなったりした

動物の世界の 「生きる」ことが 描かれており
そのユニットは 母子であったり 家族であったり
仲間であったり 恋人であったり・・というところは
微笑ましい場面であり 人間とも共通する世界だった

反面 「生きることは食べること」 という場面では
襲い 逃れる という 厳しい世界もあった 

それでも 動物たちは 智慧 勇気 決断 愛情をもって
生きていた
本当に 「生きる」ということは 「生き抜くこと」だと感じた



ちなみにナレーションは高麗屋親子

映画館の大画面で 集中して(その世界に入り込んで)
観るのが おすすめだけど
いちいち ひとりつっこみを入れたくなるのを
抑えるのが大変だった(笑)


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2011年09月04日

映画 「ツリー・オブ・ライフ」

昨日 レイトショーで 「ツリー・オブ・ライフ」を観てきました

予備知識なしで観たせいか 観終わった感想は
正直 「伝えたかっただろうことが
キャッチできたかどうか よくわからない」 でした
情けないな・・・

今に成功を収めている男性の 少年時代が描かれていて
厳格な父親と 優しい母親と 仲のよかった兄弟との生活や
弟の死が 今の彼を創っている ということが描かれていた
・・・ と思う

育った家庭環境で ある程度の自分を創ることは
誰しもそうなのだけどね

追想 ―  という形で表現されているので
時間軸が行き来していることも
私にとっては わかりにくくさせていたと思う

追想の冒頭に 長時間くりひろげられる
自然界とバーチャルな映像の中に
何かのメッセージがあるのではないかと思って観ていたけど
それには豊富な想像力が必要なように思えた

宇宙規模の生命の誕生から 今に続く映像が意味するもの
結局は 自由な解釈でよかったのかもしれないな
そんな 余裕なんてなかったけど(笑)


感性・・
ここのところ 鈍っているのかもしれない


やっぱり 観る前は公式サイトくらいはチェックしておくべきですね
「予習」 が大切なこと  忘れてました




「映画.com」 の映画評論



norinorilovelove87 at 15:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0)